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IT/Webの技術

【WordPress】多言語サイト構築のプラグインガイド

世界中で公開されているWebサイトには、個人が運営する小規模なブログサイトから、大規模なコーポレートサイトやECサイトまで、様々な形式のWebサイトが存在します。

特に、海外市場を視野に入れた企業にとって、自社サイトの多言語表示は必須の課題です。しかし、一括りに多言語サイトと言っても、その構築方法は一つではありません。

本記事では、WordPressで多言語サイトを構築する際に役立つ、プラグインの種類・特徴についてご紹介いたします。

 

WordPressが選ばれる理由:圧倒的なシェアと、多言語・SEOへの強み

全世界のWebサイトの43.5%はWordPressで構築されており、CMS市場におけるシェアは61.6%に上ります。これは、競合するCMSすべてのシェアを合計した数を上回る数値です。

また、アクセス数の多い上位サイトの多くがWordPressを採用し、毎日500以上の新しいWordPressサイトが生まれていると推定されています。

海外市場に向けたサイト構築においても、その柔軟性とSEOの強みから、多くの企業に選ばれています。こうした成長の背景には、多言語対応のしやすさと、SEOの優位性があると言えるでしょう。

 

WordPress多言語プラグイン、2種類の管理方式

多言語サイトを構築するには、大きく分けて「自動翻訳」と「手動翻訳」 の2種類の方法があります。

① 自動翻訳:簡単設定で言語切替

< 多言語 自動翻訳ツール「Linguise」(WordPress プラグインにも対応)>

自動翻訳プラグインでは、単一言語で構築したWordPressサイト(英語版サイトなど)にプラグインを導入し、簡単な設定をおこなうだけで、フロントエンドの言語選択に応じて、自動的に対象言語へ変換されます。

ただし、機械翻訳の精度には限界があるため、重要なページは手動での確認・修正が必要です。

項目 概要
代表的な多言語翻訳ツール、プラグイン Linguise、TranslatePress、Weglot、WPML、GTranslate、AI Translate など
メリット すぐに多言語サイトを構築できる
デメリット 翻訳精度が低いため、SEOで検索エンジンにインデックスされない可能性がある
高精度な翻訳には、有料版のサービス購入が必要となり、コストが増加する

 

② 手動翻訳:言語ごとに独立したサイト構築

< 多言語 手動翻訳 WordPress プラグイン「Bogo」>

手動翻訳による多言語サイトの構築は、企業やブランド、またはSEO対策を重視する顧客層に適しています。

各言語に対応した高精度な翻訳を施すことで、現地市場に適したローカライズを実現します。サブディレクトリまたはサブドメインの両方の形式に対応し、言語ごとに異なるデザインや画像の設定も可能です。

項目 概要
代表的な多言語翻訳プラグイン Bogo、WPML、Loco、Polylang、Multilanguage など
メリット カスタマイズ性が高い
SEO対策への適合性が高い
高精度な言語対応が可能
デメリット WordPressのコンテンツ管理・運営に、工数が必要

 

事例:多言語サイトとSEO設計に対応したサイト

ここでは、弊社サイトを事例に、多言語サイトの具体的な構成要件をご紹介いたします。

一貫性のある多言語ディレクトリ構造

弊社サイト(日本語・中国語・英語の3言語対応)では、SEO設計とユーザビリティを考慮した、一貫性のあるディレクトリ構造となっています。

必友得科技(深圳)有限公司 公式サイト URL
日本語サイト https://beyond-shenzhen.cn
中国語サイト https://beyond-shenzhen.cn/zh
英語サイト https://beyond-shenzhen.cn/en

 

言語ごとに独立したPHPファイル設計・管理

< 言語ごとに独立したPHPファイル >

日本語・中国語・英語の各言語ごとに、カテゴリー、記事、お問い合わせフォーム、ページレイアウトを、独立して管理できるように設計しています。

テーマエディターでは、ja_JPzh_CNen_US の、3つの言語ディレクトリを設け、各言語に対応したPHPプログラムコードとスタイルレイアウトを配置しています。

 

WordPressプラグインの構成

弊社サイトで使用している主要なプラグインと、それぞれの概要をまとめています。

使用プラグイン 利用用途 概要
Bogo 手動翻訳(多言語管理) 柔軟性が高く、言語ごとにページ・記事・カテゴリーを、独立して管理可能。
AIOSEO SEO対策 全ページのメタタイトル・ディスクリプション・OGPタグを、一括でカスタマイズ可能。
ACF(Advanced Custom Fields) コンテンツ管理(ブログ・導入事例・FAQなど) 自由度の高いフィールド設計が可能で、テキスト・画像・繰り返しフィールドなど、任意の入力欄を追加可能。
Contact Form 7 お問い合わせフォーム 汎用性が高く、基本的なフォームから複雑な入力項目まで、柔軟に対応可能。
Wordfence セキュリティ強化 堅牢なセキュリティを実現しており、特に不正アクセスに対しては、厳格なフィルタリング機構を搭載。

 

お問い合わせフォームのセキュリティ強化

< フォームセキュリティプラグイン「hCaptcha」>

フォームセキュリティプラグインは、ボットによる不正送信やスパム投稿を防止します。

特に、お問い合わせフォームを設置する際には、何らかの対策を講じることが推奨されます。

主なプラグインは以下の通りです。

  • Cloudflare Turnstile、hCaptcha、Google reCAPTCHA(一定期間およびトラフィックまで無料、高度機能は有料)
  • WP Advanced Math Captcha(無料の数字、文字認証型の無料プラグイン)

なお、弊社サイトでは、WP Advanced Math Captcha のプラグインを採用しています。

サーバーは中国内地に設置(ICP登録済み)されているため、Google reCAPTCHA を使用すると、中国国内からはページ読み込みが大幅に遅延するためです。

参考ページ URL
【中国サイト】Google reCAPTCHA が原因で表示が遅くなる https://beyond-shenzhen.cn/blog/contact-foam-captcha

 

まとめ:最適なプラグイン選定の重要性

多言語サイト構築のプラグインについてご紹介しましたが、どのプラグインが最適かどうかは、サイトの目的によって異なります。

あらゆる WordPress 多言語翻訳プラグインが、すべてのケースに適しているわけではなく、サイトの目的や規模によって、使いやすさ、拡張性、SEO設計、手動制御の可否など、様々なポイントがあります。

そのため、機能過多やツールの不適合といった問題を避けるには、自社の要件に沿ったプラグインを選定することが何よりも重要です。

 

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