Beyond‘s blog

IT/Webの技術

【安全】システム保守は「コスト」ではなく「リスクヘッジ」

「システムが問題なく動いてるのに、なぜ保守費用を払うの?」

たしかに、システム障害やセキュリティ事故が起きていないのに、毎月(年間)費用を支払い続けるのは「割に合わない」と感じるかもしれません。

しかし、このような発想や意識のままでは、いつか「取り返しの付かない事態」に直面してしまいます。

今回は、企業のシステムにとって「いかにシステム保守が重要なのか」をご紹介いたします。

※ なお、システムの「運用」と「保守」の違いについては、下記のURLをご参照ください
https://beyond-shenzhen.cn/blog/operation-maintenance

システム保守を怠った場合はどうなるか

近年では多くの企業が、ホームページやECサイトなどのデジタルビジネスに注力しており、情報発信やオンライン取引の中核を担っていることが多いでしょう。

しかし、これらのシステムにトラブルが発生した場合、わずか1日の停止であっても、企業のビジネス規模によっては、数十万〜数百万円規模の損失に繋がります。

さらに、システム保守をおこなっていない状態で、急遽外部のIT事業者へトラブル対応を依頼したとしても、企業側もゼロから状況を説明しなければならず、そのトラブルを復旧できるかどうかも分かりません。

このように、目に見えないリスクを放置していると、企業の経営や戦略に大きな影響を及ぼします。

システム保守の本質は「コスト」ではなく「リスクヘッジ」

本来、システム保守の役割は、「単なる費用の支払い」ではなく、システムのトラブルを未然に防止するための「リスクヘッジ」への投資です。

トラブルが発生してから慌てて対処するものではなく、日々の更新や監視の作業を通じて、システムを安定稼働させるための専門的な技術作業として機能します。

たしかにシステム保守は、企業にとって直接的な利益を生む作業ではありませんが、「何も起きない日常」を維持することが「最大の付加価値」です。

もし万が一、システムにトラブルが発生したとしても、すでにシステム構成を把握しているエンジニアが対応できるため、システム障害による機会損失を低減できるメリットがあります。

システムの現状 システムへの影響 対応すべき保守作業
サーバーOS・ミドルウェアのバージョンが古い Webサイトが表示されない サーバーOS・ミドルウェア(PHP や MySQL など)のバージョンアップをおこなう
SSL証明書の更新が漏れている ユーザーからWebサイトへのアクセスが遮断される SSL証明書の有効期限の管理、更新作業をおこなう
WordPress の更新の放置 Webサイトの管理画面やデータベースがハッキングされる WordPress のコアファイル・テーマファイル・プラグインをアップデートする
セキュリティチェックの体制が無い 不正アクセスやマルウェア感染に気付かず、自社や顧客まで被害が広がる 異常を早期に検知するために、アクセス制御・ログ監視の仕組みを整備する
データのバックアップが無い システムのデータを復旧できない可能性がある 万が一のトラブルに備え、データの定期バックアップと復旧テストを実施する
サーバーの処理遅延や突発的な障害 ビジネス機会の損失や、システム復旧に数日間を要する サーバー監視と原因分析の仕組みを強化し、サーバーのスペックアップ、負荷分散、CDNなどの構成を検討する

システム保守で安定稼働を目指すために

システムを安定して稼働させるためには、日々の更新や監視だけでなく、万が一のトラブルに備えた保守体制が不可欠です。

ただし、その保守体制をどのように構築するかは企業によって異なるため、「どのような形でシステム保守をおこなうか」がポイントになってきます。

一般的には「自社内で保守体制を内製する」または「外部のIT事業者に委託する」の、いずれかの方法を検討する必要があります。

① 自社内で保守体制を内製する

企業が自社内でシステム保守体制を内製する場合は、自社のエンジニアが直接システムを管理・更新するため、トラブル発生時には即座に対応できるというメリットがあります。

自社のエンジニアがシステム構成を把握していれば、万が一にトラブルが発生したとしても、「社内に備えがある安心感」があるため、これは社内内製ならではの強みと言えます。

ただし、システム保守の作業は、一度実施しただけで終わるものではありません。

自社内で安定した保守体制を維持するには、エンジニアの採用や専門知識の習得、日々のシステム保守体制の構築、定期的な保守作業の継続が必要です。

そのため、企業の経営判断として、人的リソースや教育コストも考慮しておく必要があります。

② 外部のIT事業者に委託する

一方で、外部のIT事業者に保守作業を委託する場合、専門知識や経験を持つプロフェッショナルに、システム管理や更新を任せることができます。

IT事業者では、事前に把握されたシステム構成や設定に基づいて、定期的な保守作業や突発的なシステム障害にも対応してもらうことが可能です。

特に、そのシステムを最初に構築したIT事業者であれば、保守契約という形で継続的な保守作業を任せることができ、社内リソースに余裕がない企業であっても、本来のビジネスに集中することができます。

しかし、そのシステム構築に最初から携わっていない、別のIT事業者に保守作業を依頼する場合、事前に契約内容やサポート範囲を明確にしておくことが重要です。

基本的には、他社で構築されたシステムは把握していないことが多く、たとえ保守作業を依頼したとしても、対応に時間が掛かったり、技術的な得意・不得意によっては対応できない場合もあります。

そのため、事前にサポート範囲や保守費用、対応可能な技術を確認し、自社のシステム構成の詳細情報をIT事業者と適切に共有できるかどうかも確認しておきましょう。

まとめ

システム保守は「ただのコスト」ではない

システム保守は、単なる費用の支払いではなく、企業のシステムを安定稼働させ、ビジネスリスクを最小化するための投資です。

日々のシステム管理・更新、システムのトラブルに迅速に対応できる保守体制を整えることで、長期的なビジネスの継続性と信頼性を確保できます。

 

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