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【深圳】清水河鉄路公園に行ってきた【産業遺産】

先日、深圳の羅湖区にある「清水河鉄路公園(清水河鉄道公園)」へ行ってきたので、その様子をご紹介いたします。

※ 2025年11月時点の情報です

清水河鉄路公園について

現在の清水河鉄路公園(清水河鉄道公園)は、かつて「旧:平南鉄路(平南鉄道)」の清水河貨物駅として始まりました。

1990年代前半、深圳の経済が急速に成長し、物流需要が爆発的に増加する中、広州と香港を結ぶ広深鉄路から分岐し、深圳北部の内陸部を貫く物流の大動脈として整備されていました。中でも清水河貨物駅は深圳港(蛇口港など)から届く、無数の貨物を中国各地へ陸送する重要な物流ハブとして、深圳経済の発展を支える中継拠点として機能していました。

その後、深圳の都市化は驚異的なスピードで拡大していく中、郊外だった清水河一帯も、住宅や商業施設が立ち並ぶ街へと変わっていきます。

そして、時代の流れに伴って、その平南鉄路の一部区間も役目を終えるときがやってきますが、当時の線路と車両を完全に撤去するのではなく、深圳の発展を支えた産業遺産として後世に残すべきだと機運が高まりました。

区画整理と保存整備を経て「清水河鉄路公園」として生まれ変わったこの地は、深圳の成長を陰で支え続けた生き証人として、現在も憩いの場として活用され続けています。

清水河鉄路公園の場所

清水河鉄路公園の住所

〇 住所
広東省深圳市羅湖区清水河鉄路公園

〇 最寄り駅
深圳地鉄3号線「草埔駅」から徒歩約5分
深圳地鉄17号線「羅湖北駅」から徒歩約15分

 

清水河鉄路公園の様子

草埔駅に到着しました。

草埔駅を出て、清水河鉄路公園へ向かいます。

しばらく歩くと、線路が見えてきます。

羅湖鉄路文化歩道の案内板です。

線路沿いに歩いていきます。もちろん、線路内を歩いても問題ありません。

昔に使われていた踏切警報機でしょうか。

鉄道の車両が保存されている区域に到着しました。

「工業駅」と記載された駅名標があります。

当時に実在していた駅で、その行き先は広州と香港九龍だったようです。

さらに先へ進んでいきます。

「東風2207」の東風型ディーゼル機関車が静態保存されています。

深く味わいのある塗装と無数の傷跡が、長い歳月の重みを物語っています。

このディーゼル機関車は、1967年に大連機車車輛工廠で製造されたようです。

この付近が、清水河鉄路公園の中間地点だそうです。

さらに端の方へ進んでいきます。

「YZzz1188」という硬座式の客車があります。

ちなみに清水河鉄路公園は、端の方まで行くとなると、結構距離があります。

途中で「東風1134」というディーゼル機関車も静態保存されています。

さらに線路に沿って、端の方まで歩いていきます。

当時には無かった、オリジナルの駅名標でしょうか。

美団のレンタルサイクルが線路内に放置されています。

線路が分岐するポイント部分です。

おそらくこの付近が、清水河鉄路公園の末端だと思います。ここから先は、線路跡も途絶えて住宅街になっています。

清水河鉄路公園の最初の入り口まで戻って、客車の内装を改装したお店に入ります。

車内にネコがいます。

車内の内観です。ここはカフェになっているので食事もできます。

そろそろ帰ります。

まとめ

清水河鉄路公園は、単なる観光スポットではなく、深圳の驚異的な成長を支えた産業遺産そのものです。

都会の真ん中で、線路の上を歩き、ノスタルジックな時間を過ごしてみてください。

 

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